しきなみ短歌会仙南法人支苑 第40回歌会
【最高点歌】
青竹を流れるソーメン子も孫も箸を伸ばせどスルリ逃げらる
相澤 郁子
【高点歌】
歌番組同じ世代の夫と聞き当時を思い二人でハモる
石黒 克子
母からのこれから送るとLINEには箱いっぱいの夏野菜と父
橋本 誠一
お母さんお母さんと呼ばないで私は貴方の愛する妻よ
石黒 文夫
雨上がりに空を見上げると虹ふたつみとれているうち元気湧き出る
野﨑 とね子
そうすけがスパルタ妻に泣かされた宿題よりも強さを掴め
髙橋 慶一
【結果】
決勝戦仕事の手を止めテレビ前にわかファンでもハイタッチ交わす
青野 宏光
残暑の夜涼風と一緒に虫の音も暦通りの秋の気配よ
渡邉 美紀子
無気力をふるいたたせよ何したら力みなぎる元になるかな
結城 礼子
妻の里の墓が立派でご先祖の功徳偲ぶお墓参りに
渡部 竜二
早朝の稲穂の香る散歩道虫の調べに今朝も早足
三戸部 志信
愛犬の受け入れ難い診断に病院周るが同じ診断
長尾 宏美
やめよかな茨の道だいやまてよ茨の道も道がある
南城 與志彦
熱戦を五回も勝てば覚えます育英の校歌今では唄える
伊藤 秀樹
千厩の老師とつまむ枝豆に歳重ねる術を味わう
佐藤 希樹
願いごと常に心に念ってる光線見えてわぁ流れ星
菅原さち子
【今月の学び】
・詠み方が複数あり、読ませ方を限定したい時にはルビを振る。
・感謝の気持ちを短歌にして、お手紙を送ってみましょう。
※写真撮影時のみマスクを外しました。