しきなみ短歌会仙南法人支苑 第42回歌会
【最高点歌】
寒くても秋晴れの中歩き出す丸めた肩をシャキッとさせて
渡邉 美紀子
【高点歌】
子らの帰省楽しみなれど食事の量どれ程作るか悩む母なり
橋本 誠一
いいのかなゆったりのんびりすごす日々今にしまぶし走った現役
石黒 克子
朝焼けに稲穂輝く黄金色散歩楽しむ我も染まるか
三戸部 志信
クジ引きでもう盛り上がったクラス会好きなあなたの隣が当たる
石黒 文夫
【結果】
ケガののちいつも通りに出来ることの小さなことがいちいちうれし
菅原 さち子
朝ドラの踏み出す勇気を演ずる子胸熱く見るそのけな気さに
長尾 宏美
はらこめし閖上朝市二千食五升炊き釜で15回炊く
結城 礼子
亡き母に会える希望が死後の楽しみ土産話をいっぱい作るね
髙橋 慶一
ミモザの木あんなに鮮やかだったのにいつしか枯れてモノクロアート
青野 宏光
折り紙の良さを学んで折ってみた楽しく妻とメダルを量産
渡部 竜二
三歳がドーナツ食べるためだけに家族で繰り出す大型スーパー
相澤 郁子
研修会飴の袋をガサガサと音立てないでそーっとしてね
野﨑 とね子
【今月の学び】
◆常套句を多用しない
「心の輝き」などの「心~」や「胸が熱く」などの「胸~」は使いたくなりがちですが、
違う言葉をあて、個性を出して自分の短歌を詠みましょう。
※写真撮影時のみマスクを外しました。