しきなみ短歌会仙南法人支苑 第2回歌会
【最高点歌】
草むしり無駄な時間と諦めず無心になれるは輝きの時
青野 宏光
年老て五年後見つめあるきだす一歩一歩を夫婦楽しむ
三戸部 志信
【高点歌】
朝取りの野菜を入れてみそ汁の旬の香りをいただく朝食
石黒 克子
新緑に染まる里山目にしみて会う人ごとの心の高さよ
苫米地 圭
【結果】
恩師から届いた土産のしそ昆布「生きてる証拠よ」と卒寿の君
野﨑 とね子
強さ増しあじさいを打つ今日の雨言いたき事のあるやも知れず
相澤 郁子
ズキズキと痛み激しい帯状疱疹天の与えた赤信号よ
結城 礼子
つつじ過ぎ鳥や春ゼミシャワーの様雉も迎える徳仙丈山
渡邉 美紀子
木漏れ日の水辺に生える九輪草千手が浜を二人で歩く
石黒 文夫
しきなみでちてきなことばうかぶこときたいふくらむたんかかいにて
結城 礼子
快晴だ逸る気持ちで船に乗り友と大物競う一日
橋本 誠一
ちょっとした動きで汗が流れ落ち梅雨の雨雲しばしの休息
青木 宣幸