しきなみ短歌会仙南法人支苑 第12回歌会
【最高点歌】
しきなみの仲間の歌が新人賞コロナ吹き飛ぶ明るい知らせ
高橋 慶一
【高点歌】
大好きな君を見たくて今日も行く春風の中を自転車漕いで
野﨑 とね子
乳ほしく泣くみどり児にわが指をそっと含ませればスパスパと吸う
石黒 克子
摘みたての野のセリ尽しを並べれば四月が匂うわが誕生日
相澤 郁子
顔合わせ挨拶出来るその日までじっと我慢のステイホームで
長尾 宏美
【結果】
春が来て田植えの季節も肌寒くコロナ自粛で人波少し
結城 礼子
やわらかで小さな手から孫の体温われに伝わる清明の朝
三戸部 志信
コロナ禍自粛自粛の呼びかけも真摯に受けずに被害甚大
石黒 文夫
好きな時自分の都合で何処へでも自由に行けたね半年前まで
青野 宏光
うす紅はあっという間に萌黄色庭の花花彩り豊か
渡邉 美紀子
好まざるコロナの風に服すともいまに始まる街の反撃
橋本 誠一