しきなみ短歌会仙南法人支苑 第14回歌会
【最高点歌】
荷を運び新生活に向かう子に淋しさ隠し笑って手を振る
長尾 宏美
【高点歌】
あるじなき庭につつじは今さかり交わした言葉なつかしく思う
苫米地 圭
誰の歌想像しつつ読み上げる答え楽しみしきなみの会
高橋 慶一
ただいまの声にお帰り母の顔長生きしてねと心から思う
青木 宣幸
休日は朝から読書「宇宙の旅」至福の一日気づけば夕日
青野 宏光
ありがとう色とりどりのシャクナゲにご苦労様とお礼の水かけ
石黒 文夫
しんとした闇夜を照らす満月の蒼白い光部屋に差し込む
渡邉 美紀子
【結果】
入学式終えたに学校閉鎖され花は五月も自宅に待機
相澤 郁子
寝る時はかえるの合唱子守り歌目覚めはつばめのハーモニー
三戸部 志信
深夜割のサービスエリアに車中泊愛用寝具の寝心地恋し
渡部 竜二
ノリノリのマイケル聞きつつ朝散歩四十分は僕のビタミン
野﨑 とね子
公園の禁止事項の看板にすべてうなずきまた歩き出す
菅原 長年
ウィズコロナチャンス到来スタート地点だにっこり笑って一歩踏み出す
小原 健一
お釜ピザソフトクリームの三治郎締めはコーヒー蔵王のドライブ
結城 礼子
MSに出席するのは久しぶり仲間に会えて気持ちは躍る
石黒 克子
初運転彼の面持ち喜びと預かる命を知る十八
橋本 誠一