しきなみ短歌会仙南法人支苑 第33回歌会
【最高点歌】
捻り出すしきなみ賞への五首の歌母を詠みこめば涙止まらず
伊藤 秀樹
【高点歌】
花ちゃんが振り落とされたソリ遊び笑い転げて正月終わる
相澤 郁子
寒の朝凍える身体に日の光受ければ春の予感するなり
苫米地 圭
遠くから見れば木の実に見えるけど近くに寄ればまんまるスズメ
渡邉 美紀子
新年に孫と入る地元の湯大きな夕陽ゆっくりしずむ
三戸部 志信
【結果】
ねむれぬ夜オルゴールの音を聴きながらいつの間にか夢の世界に
石黒 克子
人生は不要不急と湯治場の老爺が講釈湯から上がれず
佐藤 希樹
ハヤブサ2のごとく浮遊する綿毛ひとつ着地は我が家かようこそようこそ
野﨑 とね子
蕗のとう小さく芽を出すまだ早い見守る内に残念なくなる
石黒 文夫
朝起きの覚悟を決めた夏の朝されど冬には時計を睨む
青野 宏光
会社では慶事が続き喜びを皆で共有できる幸せ
長尾 宏美
笑み交わす新年会の面々はいつも画面の向こうの面々
橋本 誠一
一人飲むはもったいないな新年の祝いに求めし高価なワイン
結城 礼子
手づくりの桜満開カードにて受験の君へエールを贈る
菅原 さち子
自由とは吾の心にて生み出せる四十四歳の大きな気付き
髙橋 慶一
フーズガーデン玉浦食彩館様の会議室をお借りして行いました。
ありがとうございました。
※写真撮影時のみマスクを外しました。