しきなみ短歌会仙南法人支苑 第35回歌会
【最高点歌】
枯草の中にひょっこり白い花クリスマスローズが春を知らせる
石黒 文夫
【高点歌】
駐車した目の前人気のケーキ屋さん思わず買いこみ食べて納得
石黒 克子
ふきのとう隣の庭の片隅にもう食べ頃と翌朝も見る
橋本 誠一
早咲きの河津桜を見上げた日あわい思い出若かりし日々
菅原 さち子
【結果】
震度六で交通遮断案ずるも泣く泣く取りやめた家族旅行
野﨑 とね子
「オシッコ」と遊びをやめてかけてくるおさなを撫でやる二人の留守番
相澤 郁子
コロナにて仕事行かれず嫁さまがタイミングよくかたずけしましょう
結城 礼子
寒緩み気持ちワクワクする時期にコロナが増えて気持ちそがれる
渡邉 美紀子
玄関の壁紙変えてまん中に義父の歌掛け傾き直す
青野 宏光
掃除機に吠える愛犬十四歳勇猛に見えて尻尾まるめる
長尾 宏美
曙のだいだい色の太陽がやさしく昇り春を歌うよ
三戸部 志信
【今月の学び】
1、「我」の使い方
・「我」を使わなくても、読み手のことだと伝わる。
・「我」を使う場合は、歌の末尾に置かずに途中で使用する。
2、「あるがままを見つめる」しきなみの心より
・美しく咲く花も枯れた花も、それはそのままにして完全体である。
良いも悪いもない。じっと見つめればそこに感動がある。
2か月ぶりの歌会でした。
久しぶりに顔を合わせると嬉しさが増しますね♪
皆さん大きな被害もなく、元気にお会いできて本当に良かったです!
※写真撮影時のみマスクを外しました。